ブラック企業でお悩みの皆さま、おはよごうざいます。
新卒でブラック企業に入社してしまい、以降15年間ブラックな環境で働いた
いわば、ブラック企業で働くことのプロの私でございます。
今回はワタシがブラック企業で働いていた際に実際にあった怖い話しです。
ブラック企業のあるある話し…
果たして面白いのだろうか??
ブラック企業で働く人にはあるある話しです。まだブラック企業未経験のあなたはこの深淵を覗いてみてはいかがでしょう。
ブラック企業あるあるとして、楽しんでもらえれば幸いです。
そもそも私はブラック企業で長年働いておりましたが、現在はその呪縛から抜け出しワークライフバランスの整った、ちゃんとした会社で働くことが出来ています。以前に働いていたブラック企業で本当にあった怖い話し…深淵をのぞく時、深淵もまたこちらをのぞいているということをお忘れなく。
本記事を読むことでブラック企業で悩む【あなた】や【あなたの大事な人】が少しでも心が軽くなればと思って作成しております。
このブログがブラック企業で悩んでいる方のお役に立てれば幸いです。
【定時】という概念が消失した世界の話し
今回のブラック企業で本当にあった怖い話し。
それは【言葉の概念】が消失したという事件です。
普段何気なく使っている【言葉】、それが全く使われない。
そもそも【言葉】は音としては認識されているが【言葉】としては頭の中に入ってこない。
もちろん意味も分からなくなる。
その言葉というのが【定時】と呼ばれるモノになります。
【定時】ってなんだ…社会人として働いて15年、
そんな言葉聞いたこともない。
今更ですが、【定時】の意味についてはこちらになります。
- 一般的にビジネスで使われる【定時】とは就業規則や雇用契約書などで決められた、休憩時間を除く始業時から終業時までの時間を指します。
【定時】という概念が無くなった世界の話し…それは今思い返すと恐怖でしかありませんね。
【定時】なんて言葉はそもそも存在していなかった
「そもそもその会社には【定時】なんていう言葉はなかったんだ!!」
物語の始まりのような冒頭ですが、そもそもが言葉としてなかったんです。
正確にいうと【就業規則】には明記されているがそれを理解する者は誰もいなかった。
というところですね。
【就業規則】には一応 8:00~17:00 が業務時間として書かれていましたが、その通りに出社する者は誰もいませんでした。
思い返せば入社前日に「開始は8:00からだけど、みんな7:00前には会社に来てるからそれくらいに出社してね」と言われたあの日が人生の分かれ目だったんだと思います。
開始は8:00だけど、7:00前には出社している…だと?!
理解が追いつかない。
実際に入社してみてわかったことは7:00でも他の社員と比較したら遅い出社時間だったということ。
最終的に出社時間は6:30で落ち着きましたね。
6:30には会社にいないといけない。
何時に起きたら良いんだろうか。
そして退社時間は21:00が通常時の退社時間でした。
もちろん仕事が押せばその分遅くなり、日付をまたぐことも当たり前のようにありましたね。
たまに20:00台に家に帰ると嫁さんから「今日は早かったね」なんてねぎらいの言葉をいただくことも。
【定時】という概念が無くなるだけでここまで働き方が崩壊するなんて、怖いですね。
毎日少なくとも5時間の残業!!
過労死ラインなんて毎月超えてしまっている。
渋滞する【タイムカード】の怪
「同じ時間、同じ場所、いつもそこには人が並んでいるんだ…雨の日も風の日も。」
なぞなぞですね。毎日決まった場所に渋滞する場所ってな~んだ!!
答えは7:55と17:05の【タイムカードの前】でした。
7:55と17:05のタイムカードの前はいつも混雑しているな~。
不思議ですよね。
もっと前から出社しているし、もっともっと遅くまで働いているのに仕事の途中でタイムカードを押しに行くんです。
何故こんな時間にタイムカードを押しているのか当時の上司に聞いてみたところ
「何かあった時にお前たちを守るためだ!!」
と言われました。
会社を辞めた今でもこの言葉の真意は分かりません。
わからない!!!
まだ働いているのにタイムカードを押さなければいけないなんて…
これじゃ、タイムカードの意味がないじゃないか。
【俺はもっと働いている】と逆切れし始める上司たち
「俺は24時間、365日働いているんだ。甘えるな!!」
怒声が響くオフィス、シン…と静まり返ったオフィスではパソコンのモーター音がやけに大きく聞こえた。
【定時】という概念が消えた世界では、どうやら【パワハラ】という概念も無いようです。
ワタシは日々の残業に加え、休日の出勤も増えてきました。
もちろん休日にタイムカードを押すようなことはありませんが…
休みをくれ…
週に一回で良いから電話が鳴らない日が欲しい…
あまりの労働環境に耐えかねて上司に相談したところ、冒頭の
【俺の方が働いている】発言をいただきました。
【アナタ】が働いていることと、【ワタシ】が業務時間の長さに疲弊していることは関係ないですよね。
ましてや上司は「今日は腰が痛いから帰る」といって平日はさっさと帰宅したり、決済をもらおうとしても平気で2~3日ほったらかしにするような人でした。
立場を使って部下の言論を封じる。最悪ですね。
この上司から得たモノは【反面教師】ということ以外何もありません。
情報は力。知っておくべき法律について
ブラック企業で本当にあった怖い話し、【定時】という概念が消失した世界。
如何でしたでしょうか。
「令和のこの時代にそんな会社あるんだろうか?」
そう思われた方もいるかもしれませんが、実際に存在します。
少なくともワタシの前職がこういった働き方をしています。
働き方改革にあわせ、【実際の業務とは異なる申請をさせる】会社でした。
このような会社は【労働基準法】に違反していますよね。
知識は力。まずは情報を仕入れることから対策をしましょう。
【知識は力】
知っていれば避けれる事態もあります。
ちゃんと勉強してブラック企業に負けないようにしましょう。
【45時間以上の残業】は違法を疑ってください
働き方改革により残業時間については大企業だけではなく、中小企業も厳しくなっています。
2019年4月には大手企業を対象に、2020年4月からは中小企業も対象とし、
残業の上限が定められました。
その時間が 【45時間】 になります。
※一般的な残業時間の上限は、 原則として月45時間・年360時間 と決定されています。
詳しくはこちらの 厚生労働省の特別サイト【時間外労働の上限規制】 をご参考に。
月の残業時間が45時間以上は違法なんだね!!
でも、ワタシの会社、もっと残業しているよ…
なんで誰も助けてくれないんだ…
「あれ?私の会社、もっと残業してるよ?」
と思われる方もいらっしゃるかもしれませんね。
実はこの残業時間、抜け道があるんです。
残業時間の抜け道について
「残業時間の上限 月45時間 を超えても働かせたい。」
そう考えの経営者に朗報です。
残業が45時間を超えた!?
それだけでは法律違反にはならないんだ!!
ブラック企業の社長はそれくらい把握しているぞ!!
この法律、例外として
- 年720時間以内
- 複数月平均80時間以内(休日労働含む)
- 月100時間未満(休日労働含む)
- 原則である月45時間を超えることができるのは、年間6か月まで
が認められています。
この例外が認められているので、
「今月の残業が45時間超えた!!訴えてやる」
とはできないんですよね。
でも、本当のブラック企業はみなし残業という名目で残業時間をあいまいにして
恐ろしい時間の残業をさせるんですよね。
タイムカードを不正させることでこの残業時間問題を解決させる経営者が多い!!
本当に困ったものです。
長時間労働は確実に【あなた】の身体を蝕みます
ここまで残業についてお話ししましたが、長時間労働は確実に【あなた】の身体を蝕みます。
こちらについては興味深い研究結果がありましたのでご紹介させていただきますね。
1か月間の1日あたり平均労働時間数が11時間を超えると、8時間前後の場合に比べて急性心筋梗塞発症リスクが2~3倍に上昇
参考 長時間労働が心身にもたらす健康影響 ~科学的エビデンスから考える~三重大学大学院医学系研究科公衆衛生・産業医学分野 教授 剔島 茂 著
産業21-94号Web.9.13.indd (johas.go.jp)
平均労働時間が11時間、一日の定時労働を8時間とすると3時間の残業を超えるとリスクが増大する。
たった3時間の残業でですよ!!
残業の3時間で健康リスクが増大する…
3時間なんて、3時間前に過ぎてるよ。
【あなた】の身を守れるのは【あなた】だけです。
無茶な働き方をして健康被害を出しても会社は守ってくれませんよ。
ワタシは残業を続けたせいで精神的にも肉体的にも調子の悪い日が続きました。
帯状疱疹が出ても会社を休めなかず、すぐに病院に行けなかったのは辛かったですね。
病気になっても病院に行けない!!
体調管理はブラック企業で働く人には必須スキルですね。
まだブラック企業で働きたいですか?
【定時】という言葉の概念が消失した世界~ブラック企業であった怖い話し~
いかがでしたでしょうか。
言葉の概念が一つ消失するだけで、ここまで劣悪な環境を生み出せるブラック企業。
この世のガンですね。
早く世の中なか駆逐されてほしいと願っております。
しかし、なかなかなくならないのも事実です。
間違ってブラック企業に入社してしまった。なんてことが無いようにブラック企業と戦う知識をこれからも発信していきたいと思います。
このブログがブラック企業で悩む方のお役に立てれば幸いです。
では、ごきげんよう☆
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