ブラック企業ルーティン。ブラック企業のプロが教える一日の働き方。

ブラック企業と言えば、長時間労働が代名詞。

今回はブラック企業の平均的な一日を紹介するよ!!

 

新卒でブラック企業に入社し、以後15年間ブラック企業で働きぬいたブラック企業のプロです。

今回はそんなブラック企業での働き方をご紹介させていただきます。

ブラック企業で働いている方がいらっしゃれば共感いただける内容かもしれません。

もし、「もっと酷い環境で働いているよ…」という方がいらっしゃれば

即刻、労働基準監督署に行ってください。

身体壊す前に最善の行動をとられることを祈っております。

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ブラック企業の一日

ブラック企業の一日。

それは朝から始まる…

時には夜から始まることも…

とは言え、今回は平均的な日常をご紹介しますね。

5:45 起床

正確には5:30くらいからの目覚ましとの格闘の末、起床。

朝が来たことについて、朝から絶望を感じる。

この世の全てを呪いながら

「明日は夜が明けないで欲しい」

という叶わぬ希望を抱きながら布団を出る。

朝はとにかく時間が惜しいので、着ていく服はルーティンで決める。

また、時短のために朝ごはんは食べない。

これで、貴重な時間を確保することが可能となる。

6:00 家を出る

起床後、10分後には家を出る。

35年ローンで買った家だが、在宅時間は35年のうち

何年分になるのかな…という不毛な計算はしないようにする。

考えてしまうと虚しさしか残らないから。

 

そんな切なさをかき消すように朝日が家を照らす。

静かな住宅街のワンシーンは少しだけ元気をくれる。

しかし、仕事のことを考えるとその搔き集めた元気も一瞬で霧散する。

考え事をしてしまうと足が止まってしまうので、何も考えずに会社に向かう。

考える事が一番の時間の無駄と朝から一つ賢くなる。

6:20 出社

会社到着。

定時は8:00からだが、そんなことは関係ない。

朝は会社の掃除から始まる。

「綺麗な職場環境が品質を上げる」

言っていることはまともだが、それを声高に唱える社長の机が一番汚い。

 

客先の業務時間に合わせて会社から営業車に乗り換えて出発。

お客様よりも早く、客先に出社することが営業には重要らしい。

おかげで守衛さんとは仲良し。

 

客先で仕事をしていると会社から何度も電話が入る。

「お客さんから問い合わせで、何を聞かれているのかわからない」

という、謎解きゲームが始まる。

社外にいる人間に、事務所内の書類の場所を当てさせるという鬼畜仕様。

 

しかし、怒ってはいけない。

皆が辞めていく総務部の中で残ってくれている大事な人材。

たとえあなたが昨日ミスした請求書の問い合わせであっても

まずは請求書を作れたことを褒めるところからしたいといけない。

 

12:00 午前の仕事終了

やっと午前中の仕事が終了。

しかし、休憩する時間は無い。

敬愛する社長様からは

「運転中は休憩だ!!」

というありがたいお言葉をいただいているので

昼休憩の時間は客先の移動時間に充てられる。

運転しながらお昼ご飯を食べることになるので

この時間の渋滞はむしろご褒美に感じる。

13:00 午後の仕事開始

お客さんの業務開始にあわせて午後の仕事開始。

客先で打ち合わせをする中、携帯電話の着信を感じる。

今回はクレームのようだ。

 

一日に最低1件はクレームが発生する。

もう、クレームがモグラたたきのような感覚になる。

営業としてクレームをクレームにしない技術は既に会得済みにも関わらずクレームが頻発する。

これは会社のキャパを超えていると思うのだが社長様からは

「気がたるんでいる証拠だ」

というありがたいお言葉しかいただけない。

クレーム発生において、システムを見直すのではなく、社員の精神を引き締める。

きっと、あえて失敗させることで自己肯定感をなくす政策なのではと疑いたくレベルだ。

18:00 会議

もちろん定時は17:00だが、業務時間後に会議が始まる。

「定時時間内だと仕事で忙しいだろうから定時後に会議をやろう」

といったのは社長の太鼓持ちで有名な上司だ。

彼は会議は仕事ではないと思っているのだろうか…

そんな上司は心に響く発言をいつも言ってくれる大事な存在。

彼の名言の中で

「お客さんよりも社長を優先しろ!!」

は今思い返してもなかなかのパワーワードだと思う。

  

会議中に意見を求められるが

部下の意見は愚痴、上司の意見は建設的な発言

と言う分かりやすい判断基準があるので意見は必然的になくなっていく。

結果、人格否定から始まる社長の独演会。

こんな素晴らしいワンマンショーを特等席で聞ける会議は幸せな時間だ。

 

ちなみに会議で決まったことも翌日、下手をすれば当日にはひっくり返るので

何を信じていいのかわからない状況は永遠に続く。

20:00 事務処理

会議が終わると社長は何か仕事を終えたような満足げな顔をして会社を後にする。

しかし、私の仕事はまだまだ終わらない。

業務日報から始まり、案件処理、翌日の段取り、生産確認、商品段取り、伝票処理、クレーム処理…

おおむね全ての業務に携わっている自分が憎い。

終わらない仕事を終わらせる不毛な時間の始まりだ。

頭は回らないので自分はボタンを押す機械だと言い聞かせる。

 

そんな私の横で部下がクレームのことで上司に問い詰められている。

間違えやすい仕様になっていることが要因なので、システムの改善をすればと思うが

お金がかかることは原則却下なので、クレームの原因はいつも担当者の力量不足となる。

上司は書類が好きなので句読点から始まり日本語の文章チェックまでしてくれる。

ワードの様な機能をもっているが、修正と嫌みがセットで発信されるのでできれば避けたい。

 

ちなみに、書類を提出するときは両手で書類を持って提出、

受け取ってくれるまで頭を下げていないといけない。

これが出来ないと人格否定から始まる公開説教が行われるので注意が必要だ。

22:30 業務終了、退社

全ての仕事が終わることは無いが、取り急ぎ今日のうちに終わらせなくてはいけない仕事が終わったことを確認し帰宅する。

早く帰りたいと焦る気持ちがアクセルを強く踏む結果になるが

しかし、この時間は判断力も反射神経も鈍ってきているのでいつも以上に注意が必要だ。

おかげ様で事故をすることはなかったが警察から注意を受けることは何度かあったことも事実。

「注意をするのであれば労働基準法違反の弊社を取り締まってくれれば良いのに…」

と心の中で叫んでみたが変わることは無さそうなので、そのままそっとしまっておきました。

23:00 帰宅

やっとのことで帰宅。

いつものことなので遅いといわれることも無いが、たまに21:00くらいに変えると

「今日は早いのね、まだ晩御飯の準備できていないよ」

と妻から言われる。

ちなみに晩御飯はどんなに遅くなっても一緒に食べてくれていたのでありがたい話しだ。

ご飯を食べながら晩酌をする。

この時間が一番好きだったと思う。

というか、この時間しかゆっくり座ってご飯を食べることが無いから大事にしないといけない。

24:00 就寝

お風呂から出たら、即寝室へ。

布団に入って就寝の準備をするが、ここで少しでも考えごとをしようものなら

人生が嫌になってくるので考えてはいけない。

ブラック企業で働くということは思考を放棄することと同義語だと思う。

ただひたすらに目をつぶり、無になること。

そうすれば日中の疲れから気絶したように寝れるからおススメです。

 

そしてまたブラック企業の一日が始まるのでした。

私はこれで身体を壊しました

このような生活を長年した結果、身体はもちろん悲鳴をあげました。

心は既に壊れていますが、身体はちゃんと悲鳴をあげるので偉いですね。

体調変化としてはこのようなことが起こっていたと思います。

  • 慢性的な疲労感
  • 定常的な耳鳴り
  • 肌荒れ(ステロイドを使わないと肌、特に顔がボロボロ)
  • 体重が増加(それに伴い血液検査の結果が悪い、痛風の発症)
  • 免疫力低下により帯状疱疹の発症
  • 自律神経失調により動機、筋肉の痙攣、多汗症の発症

ちなみに、長時間労働をすることによる身体的影響については興味深い研究結果がありました。

1か月間の1日あたり平均労働時間数が11時間を超えると、8時間前後の場合に比べて急性心筋梗塞発症リスクが2~3倍に上昇

参考  長時間労働が心身にもたらす健康影響 ~科学的エビデンスから考える~三重大学大学院医学系研究科公衆衛生・産業医学分野 教授 剔島 茂 著

平均労働時間が11時間、一日の定時労働を8時間とすると3時間の残業を超えるとリスクが増大する。

たった3時間の残業で影響が出るとのことです。

いや、ほんと、よく生きてたなと自分を褒めたいですね。

最後に

ブラック企業の一日、如何でしたでしょうか。

もっと早く出社したり、遅くまで残っていたこともありますが多分これが平均的な業務時間です。

 

改めて思い返すとなかなかに酷い環境でしたね。

今は転職して天国のような環境で働かさせていただいております。

ちなみに仕事を辞めたことでダイエットしたわけでもないのに5kg程度体重が落ちてスリムになりました。

ストレスって本当に身体に悪いんですね。

もし、過去の私と同じようにブラック企業で悩んでいる方いらっしゃれば辞めることも前向きな選択だと思います。

身体を壊す前に決断をされることを祈っております。

では、また☆

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