ブラック企業でお悩みの皆さま、おはよごうざいます。
新卒でブラック企業に入社してしまい、以降15年間ブラックな環境で働いた
いわば、ブラック企業で働くことのプロの私でございます。
今回は【ワタシ】が働いていたブラック企業の一日のルーティンを紹介するよ
ブラック企業の一日の流れを紹介するよ。
【ワタシ】はこの働き方で体も心も壊しましたので参考にしないように。
ブラック企業で働くということの怖さについててお話させていただきます。
といった疑問を解決できればと思っております。
そもそも私はブラック企業で長年働いておりましたが、現在はその呪縛から抜け出しワークライフバランスの整った、ちゃんとした会社で働くことが出来ています。ただ、過去の私のようにブラック企業で人生を狂わされる人が少しでも減るように情報発信は続けていきたいですね。
本記事を読むことで【あなた】と【あなたの大事な方】が無事ブラック企業からの呪縛に打ち勝てるよう情報を発信していきます。
このブログがブラック企業で悩んでいる方のお役に立てれば幸いです。
ブラック企業の一日のルーティン
ブラック企業の一日。
それは朝から始まる…
いや、時には夜から始まることも…
終わることのない仕事と、止まない罵声。
とは言え、今回は平均的な日常をご紹介しますね。
ブラック企業で働くということは、これを毎日行うということだよ。
毎日…今思い出してもぞっとするね。
ブラック企業の一日
今回ご紹介するのは【ワタシ】の働き方改革後の一日になります。
このような働き方は少なくともいくつかの法令に違反しています。
もし同じような働き方を現在しているのであればそれはブラック企業かもしれません。
それでは、一緒にブラック企業を体験してみましょう。
5:45 起床
正確には5:30くらいからの目覚ましとの格闘の末、起床。
朝が来たことについて、朝から絶望を感じる。
この世の全てを呪いながら
「明日は夜が明けないで欲しい」
という叶わぬ希望を抱きながら布団を出る。
今日は我慢する!!だから明日は朝が来ないでくれ!!
朝はとにかく時間が惜しいので、着ていく服はルーティンで決める。
また、時短のために朝ごはんは食べない。
これで、貴重な時間を確保することが可能となる。
服装はルーティンで決めて朝の時間を確保
ズボンを奇数枚、上着を偶数枚にすると洗った順番でそれぞれを着ても上着とズボンのペアがずれるからおススメだよ。
6:00 家を出る
起床後、10分後には家を出る。
35年ローンで買った家だが、在宅時間は35年のうち
何年分になるのかな…という不毛な計算はしないようにする。
考えてしまうと虚しさしか残らないから。
そんな切なさをかき消すように朝日が家を照らす。
静かな住宅街のワンシーンは少しだけ元気をくれる。
しかし、仕事のことを考えるとその搔き集めた元気も一瞬で霧散する。
考え事をしてしまうと足が止まってしまうので、何も考えずに会社に向かう。
考える事が一番の時間の無駄と朝から一つ賢くなる。
考えても答えの出ない問題は考えない。
精神衛生上それが一番の答えですね。
6:20 出社
会社到着。
定時は8:00からだが、そんなことは関係ない。
朝は会社の掃除から始まる。
「綺麗な職場環境が品質を上げる」
言っていることはまともだが、それを声高に唱える社長の机が一番汚い。
客先の業務時間に合わせて会社から営業車に乗り換えて出発。
お客様よりも早く、客先に出社することが営業には重要らしい。
おかげで守衛さんとは仲良し。
お客さんよりも早くお客さんの会社に到着。
【ワタシ】はいったいどこの社員なんだろうか…
客先で仕事をしていると会社から何度も電話が入る。
「お客さんから問い合わせで、何を聞かれているのかわからない」
という、謎解きゲームが始まる。
社外にいる人間に、会社事務所の書類の場所を当てさせるという鬼畜仕様。
しかし、怒ってはいけない。
皆が辞めていく総務部の中で残ってくれている大事な人材。
たとえ電話をかけているあなたが昨日ミスした請求書の問い合わせであっても
まずは請求書を作れたことを出来たことを褒めるところから仕事は始まる。
まずは出社してくれてありがとう。
その気持ちが持てるかが重要だね。
12:00 午前の仕事終了
やっと午前中の仕事が終了。
しかし、休憩する時間は無い。
敬愛する社長様からは
「運転中は休憩だ!!」
というありがたいお言葉をいただいているので
昼休憩の時間は客先の移動時間に充てられる。
運転しながらお昼ご飯を食べることになるので
この時間の渋滞はむしろご褒美に感じる。
車の運転中は座っているから休憩時間。
さすがブラック企業の社長の発想は違うね。
13:00 午後の仕事開始
お客さんの業務開始にあわせて午後の仕事開始。
客先で打ち合わせをする中、携帯電話の着信を感じる。
今回はクレームのようだ。
一日に最低1件はクレームが発生する。
もう、クレームがモグラたたきのような感覚になる。
営業としてクレームをクレームにしない技術は既に会得済みにも関わらずクレームが頻発する。
これは会社の容量を超えていると思うのだが敬愛する社長様からは
「気がたるんでいる証拠だ」
というありがたいお言葉しかいただけない。
クレーム発生において、システムを見直すのではなく、社員の精神を引き締める。
きっと、あえて失敗させることで自己肯定感をなくす施策なのではと疑いたくレベルだ。
クレームが起こる原因は気のゆるみだ!!
気持ちが充実していればクレームは発生しない仕様に弊社はなっております。
18:00 会議
もちろん定時は17:00だが、業務時間後に会議が始まる。
「定時時間内だと仕事で忙しいだろうから定時後に会議をやろう」
といったのは社長の太鼓持ちで有名な上司だ。
彼は会議は仕事ではないと思っているのだろうか…
そんな上司は心に響く発言をいつも言ってくれる大事な存在。
彼の名言の中で
「お客さんよりも社長を優先しろ!!」
は今思い返してもなかなかのパワーワードだと思う。
会議中に意見を求められるが
部下の意見は愚痴、上司の意見は建設的な発言
と言う分かりやすい判断基準があるので意見は必然的になくなっていく。
結果、人格否定から始まる社長の独演会。
こんな素晴らしいワンマンショーを特等席で聞ける会議は幸せな時間だ。
ちなみに会議で決まったことも翌日、下手をすれば当日にはひっくり返るので
何を信じていいのかわからない状況は永遠に続く。
会議とは何なんだろうか…
ただただ続く社長からの人格否定から始まる独演会。せめて会社の方針だけでも決めてくれ。
20:00 事務処理
会議が終わると社長は何か仕事を終えたような満足げな顔をして会社を後にする。
しかし、私の仕事はまだまだ終わらない。
業務日報から始まり、案件処理、翌日の段取り、生産確認、商品段取り、伝票処理、クレーム処理…
おおむね全ての業務に携わっている自分が憎い。
終わらない仕事を終わらせる不毛な時間の始まりだ。
頭は回らないので自分はボタンを押す機械だと言い聞かせる。
何も考えてはいけません。
【ワタシ】はロボットです。
ただただパソコンのキーボードを打つロボットになるのです。
無駄な思考は時間の無駄です。
タダタダキーボードをウツ…
そんな私の横で部下がクレームのことで上司に問い詰められている。
間違えやすい仕様になっていることが要因なので、システムの改善をすればと思うが
お金がかかることは原則却下なので、クレームの原因はいつも担当者の力量不足となる。
上司は書類が好きなので句読点から始まり日本語の文章チェックまでしてくれる。
ワードの様な機能をもっているが、修正と嫌みがセットで発信されるのでできれば避けたい。
ちなみに、書類を提出するときは両手で書類を持って提出、
受け取ってくれるまで頭を下げていないといけない。
これが出来ないと上司からありがたい公開説教が行われるので注意が必要だ。
部下が叱られている。
既にクレームの問題点からは外れていて、これではただのイジメだよ。
22:30 業務終了、退社
全ての仕事が終わることは無いが、取り急ぎ今日のうちに終わらせなくてはいけない仕事が終わったことを確認し帰宅する。
早く帰りたいと焦る気持ちがアクセルを強く踏む結果になるが
しかし、この時間は判断力も反射神経も鈍ってきているのでいつも以上に注意が必要だ。
おかげ様で事故をすることはなかったが警察から注意を受けることは何度かあったことも事実。
「注意をするのであれば労働基準法違反の弊社を取り締まってくれれば良いのに…」
と心の中で叫んでみたが変わることは無さそうなので、そのままそっとしまっておきました。
警察は根本原因を正してくれるわけではありません。過剰な期待は絶望につながるので希望を持つことは悪です。
23:00 帰宅
やっとのことで帰宅。
いつものことなので遅いといわれることも無いが、たまに21:00くらいに変えると
「今日は早いのね、まだ晩御飯の準備できていないよ」
と妻から言われる。
ちなみに晩御飯はどんなに遅くなっても一緒に食べてくれていたのでありがたい話しだ。
ご飯を食べながら晩酌をする。
この時間が一番好きだったと思う。
というか、この時間しかゆっくり座ってご飯を食べることが無いから大事にしないといけない。
この時間が一日で一番ほっとする時間。
しかし、一日で1時間も無い…
24:00 就寝
お風呂から出たら、即寝室へ。
布団に入って就寝の準備をするが、ここで少しでも考えごとをしようものなら
人生が嫌になってくるので考えてはいけない。
ブラック企業で働くということは思考を放棄することと同義語だと思う。
ただひたすらに目をつぶり、無になること。
そうすれば日中の疲れから気絶したように寝れるからおススメです。
24:00 上司からのメール
ありがたいことに上司は時間の概念を忘れているようだ。
または部下に対してであれば何をしても良いと思っているのだろう。
夜中だろうが、朝方だろうがメールをしてくる。
「あの会社のあの案件どうなっている?」
夜中にそんなメールが来ても資料は全て会社なので答えられるわけもない。
しかし、メールの返信が遅いと翌日(または既に当日)の機嫌がすこぶる悪くなるので対処しなくてはいけない。
世の中から携帯電話が無くなれば良いのにと文明の利器に対し理不尽な怒りを覚える。
さあ、今から仕事再開だ…
終わらない仕事。「仕事があるだけ幸せに思え」とは社長の言葉。
はいはい…
ブラック企業ルーティンの解説
ブラック企業で働く一日。如何でしたでしょうか。
【働き方改革】が進められる現代社会にてまさかの働き方ですね。
このような働き方は法律から見てもアウトです。
【何が】法律からみてアウトなのかを確認してみたいと思います。
ブラック企業の働き方に関わる法律について
働き方改革により残業時間については大企業だけではなく、中小企業も厳しくなっています。
2019年4月には大手企業を対象に、2020年4月からは中小企業も対象とし、残業の上限が定められました。
その時間が 【45時間】 になります。
残業が45時間?
100時間を超えるワタシはいったい何なのだろう?
※一般的な残業時間の上限は、 原則として月45時間・年360時間 と決定されています。
詳しくはこちらの 厚生労働省の特別サイト【時間外労働の上限規制】 をご参考に。
今回の【ワタシ】の働き方は【労働基準法】に違反しています。
このような場合はまずは【労働基準監督署】へ報告しましょう。
【労働基準監督署】は厚生労働省の出先機関として、労働に関する法律をを守らない企業を取り締まるための機関です。
明らかにおかしな働き方をしている場合は【労働基準監督署】へ報告だね!!
私はこれで身体を壊しました
このような生活を長年した結果、身体はもちろん悲鳴をあげました。
心は既に壊れていますが、身体はちゃんと悲鳴をあげるので偉いですね。
体調変化としてはこのようなことが起こっていたと思います。
- 慢性的な疲労感
- 定常的な耳鳴り
- 肌荒れ(ステロイドを使わないと肌、特に顔がボロボロ)
- 体重が増加(それに伴い血液検査の結果が悪い、痛風の発症)
- 免疫力低下により帯状疱疹の発症
- 自律神経失調により動悸、筋肉の痙攣、多汗症の発症
ちなみに、長時間労働をすることによる身体的影響については興味深い研究結果がありました。
1か月間の1日あたり平均労働時間数が11時間を超えると、8時間前後の場合に比べて急性心筋梗塞発症リスクが2~3倍に上昇
参考 長時間労働が心身にもたらす健康影響 ~科学的エビデンスから考える~三重大学大学院医学系研究科公衆衛生・産業医学分野 教授 剔島 茂 著
平均労働時間が11時間、一日の定時労働を8時間とすると3時間の残業を超えるとリスクが増大する。
たった3時間の残業で影響が出るとのことです。
いや、ほんと、よく生きてたなと自分を褒めたいですね。
ブラック企業を脱出し幸せな未来を目指しましょう
ブラック企業の一日、如何でしたでしょうか。
もっと早く出社したり、遅くまで残っていたこともありますが多分これが平均的な業務時間です。
改めて思い返すとなかなかに酷い環境でしたね。
今は転職して天国のような環境で働かさせていただいております。
ちなみに仕事を辞めたことでダイエットしたわけでもないのに5kg程度体重が落ちてスリムになりました。
ストレスって本当に身体に悪いんですね。
もし、以前の【ワタシ】のような働き方をされている方がいらっしゃるのであれば心と身体を壊す前に【ブラック企業】から離れることをおススメします。
失業手当を最大限にしながら転職を成功させる方法についてはこちらをご参考にしてください。
過去の私と同じようにブラック企業で悩んでいる方いらっしゃれば辞めることも前向きな選択だと思います。
身体を壊す前に決断をされることを祈っております。
では、また☆
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