昨年末、ブラック企業を退社し時間が取れるようになったので改めて今年は読書を習慣にすべく毎週一冊程度本を読んでおります。
ブラック企業で働いている時は余暇の時間など何もなく、毎日仕事終わったら寝に家に帰る。
週末も休みのはずなのに仕事が終わらないので会社に行く。
そんな生活をしていたため読書にとれる時間もなく、またそれを言い訳に本を読まないようになっていましたね((+_+))
しかし、読書は大事ですよ。
社会人になってからの勉強時間、先進国の中でも日本は特に低いようで、平均で6分/人しか勉強していないとのこと。
なので、このタイミングで勉強をすることは他のビジネスマンを追い抜くチャンス。
ということで一緒にお勉強していきましょう。
おススメ本
その中で2021年、お勧めの最初の本、選ばさせていただきました。
それがこちら「ユダヤ人の成功哲学「タルムード」金言集」。
愛犬と一緒に読書しました(〃゚3゚〃)
この本はユダヤ人の信念、哲学、考え方の元となるタルムードの解説書となります。
タルムードの全てが載っているわけではないですがそれでもタルムードのエッセンス、親から子への教育方法が紹介されていますね。
何故タルムードなのか
何故タルムードなのかと言われれば、教育系You Tubeで有名な「リベラルアーツ大学 両学長」が紹介されており気にはなっていた本ではあります。
ただ、本を買ってまでは···時間が無いし···と色々言い訳を作って先に進めなかった(進まなかった)んですが、無職でこれだけ時間があって流石にその言い訳は出来ないと重い腰をあげて読書始めました。
しかし、このタルムード。読んでみたらかなり勉強になりますね!!
中でも今回気に入ったお話しを1つご紹介。
オススメ <モーゼの反論>
神 ー 「エジプトにお前が行ってユダヤ人全員救い出してこい」
モーゼ - 「そりゃ無理ですよ。名もない私が行って、ユダヤ人に向かって救出に来たといっても誰も信用しませんよ」
神 - 「私がついておる。安心せい。私がエジプトに派遣するのだ」
~中略~
モーゼ - 「そんなんじゃユダヤ人は納得しませんよ。お前は神を見たことあるのかと聞いてきますよ。そう聞かれたらどう答えるんですか」
神 - 「心配するな。私が奇跡を見せてやるから」
モーゼ - 「私は口下手でうまくできませんよ。ユダヤ人は説得できませんよ。」
神 ー 「誰が人間に喋ることを与えたのだ。私が人間に口を与え言葉を与えたのだ。安心せい。お前には私がついている」
ユダヤ人の成功哲学「タルムード」金言集 石角莞爾 著
モーゼが神に対してディベートするこのお話し。これこそがユダヤ人がユダヤ人たる所以なのだそうですね。
解釈<モーゼの反論>
そもそもユダヤ人はディベートが好きなようですね、そんなユダヤ人は神様とすらディベートをする。そんな意志を感じれるこのお話しですが、中でもディベートするだけでは無く自分の意志を伝え、より有利な条件になるよう最後まで訴え商談(この場合は神様との契約)を成功させる。という逸話になりますね。
疑問の精神こそ道を拓く
ユダヤ人の考えとしては、疑問の精神こそ道を拓くという考え方が深く浸透しているようですね。
例え神様が相手でも言われたから「はい、その通り」では無く、妥当性、解決策、何故そうなのか···と言ったことを異なる角度から考え自分の意志を持って結論を出すことを重要視しています。
他のタルムードの紹介の中でも、逸話を読んで親から子へ「何故そうなるのか?」をQ&Aをすることでタルムードによる教育をし、人格形成をするようです。
「なぜ?」を忘れると試行停止になる
疑問を持つことは叡智の源泉になる
この考え方こそがタルムードからなるユダヤ人の基礎であり、ユダヤ人が金融市場で成功している背景になるのかも知れませんね。
所感
ということで2021年最初の読書は「ユダヤ人の成功哲学「タルムード」金言集」を読まさせていただきました。
難しいと思いきや解説もわかりやすくサラッと読める一冊。
とはいえ、この本は自分の立場、環境で感じれるポイントが変わると思います。
現在、無職という立場で読みましたが今後、転職したら、また転職先で悩むことがあったらと人生のターニングポイントで読み返すと、今日とは別の発見がありそうですね。
タルムードは勉強になりますがこのお話しの解釈が正解なのか?と疑問を持って読みすすめることがまた自分の理解を深める一歩になると思います。
ご参考になれば幸いです。では、また☆
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