ブラック企業でお悩みの皆さま、おはよごうざいます。
新卒でブラック企業に入社してしまい、以降15年間ブラックな環境で働いた
いわば、ブラック企業で働くことのプロの私でございます。
今回はブラック企業を辞めたいけど、お金の心配のあるあなたへ向けてのブログになります。
会社を辞めたいけど家のローンもあるし…家族のことを考えるとブラック企業でも働かないと…
ブラック企業を辞めようと考えている方へ退職で損しない方法をご紹介させていただきます。
といった疑問を解決できればと思っております。
そもそも私はブラック企業で長年働いておりましたが、現在はその呪縛から抜け出しワークライフバランスの整った、ちゃんとした 会社で働くことが出来ています。ブラック企業から正しく脱出すれば転職成功だけではなく、正式な手当も貰えることが出来ますよ。
本記事を読むことで【あなた】と【あなたの大事な方】が無事ブラック企業から最高の形で脱出できるよう情報を参考にいただければと思います。
このブログがブラック企業で悩んでいる方のお役に立てれば幸いです。
ブラック企業を転職して100万円貰う方法
ブラック企業を退職して100万円貰う方法。
それはズバリ 3種類の失業保険を活用 することです。
失業保険が3つもある?
正確に言うと、失業から再就職までに下記3つの失業保険を活用することが出来ます。
- 雇用保険の基本手当
- 再就職手当
- 就業推進定着手当
これらは、ハローワークを通して貰えるモノになります。
この失業保険を活用することで100万円以上のお金を手に入れましょう。
まずは、失業保険の3項目について簡単にご説明させていただきます。
雇用保険の基本手当とは
雇用保険の基本手当とは、良く世間で言われる「失業手当」と呼ばれるモノですね。
こちらの概要は
雇用保険の被保険者の方が、定年、倒産、契約期間の満了等により離職し、失業中の生活を心配しないで、新しい仕事を探し、1日も早く再就職していただくために支給されるものです。
ハローワークインターネットサービス 参照
この手当が貰える期間については90日~360日と幅があります。
期間については退職理由や、辞める前の会社での勤続年数などで変わります。
再就職手当とは
再就職手当とは、再就職が出来た際に貰えるお金になります。
こちらについて、概要は下記の通りです。
再就職手当は、基本手当の受給資格がある方が安定した職業に就いた場合(雇用保険の被保険者となる場合や、事業主となって、雇用保険の被保険者を雇用する場合など)に基本手当の支給残日数(就職日の前日までの失業の認定を受けた後の残りの日数)が所定給付日数の3分の1以上あり、一定の要件に該当する場合に支給されます。支給額は、所定給付日数の支給残日数×給付率×基本手当日額となります。
ハローワークインターネットサービス 就職促進給付 参照
少しわかりにくいですね。簡単に要約すると
失業手当の期間が1/3以上残っている状態で就職できればお祝い金を上げますよ。ということです。
失業手当の期間が残っていない。または、まだ貰える状態では無い。
といった場合には残念ですが貰えません。
就業推進定着手当とは
就業推進定着手当とは、転職先での給与が減ってしまう場合に貰えるお金になります。
転職しホワイト企業でかつ給料も上がるような場合であれば何も考えることはありませんが、給料が下がってしまうことありますよね。
こちらについて、概要は下記の通りです。
就業促進定着手当は、再就職手当の支給を受けた人が、引き続きその再就職先に6か月以上雇用され、かつ再就職先で6か月の間に支払われた賃金の1日分の額が雇用保険の給付を受ける離職前の賃金の1日分の額(賃金日額)に比べて低下している場合、就業促進定着手当の給付を受けることが出来ます。
支給額は、(離職前の賃金日額-再就職手当の支給を受けた再就職の日から6か月間に支払われた賃金額の1日分の額)×再就職の日から6か月間内における賃金の支払いの基礎となった日数(通常月給制の場合は暦日数、日給月給制の場合はその基礎となる日数、日給制や時給制の場合は労働の日数)となります。
ハローワークインターネットサービス 就職促進給付 参照
離職前の給料と再就職先の給料の額を比較して減ってしまっているようであれば貰える手当になります。
ブラック企業で働いていることが条件です
失業保険を活用して100万円を手に入れる。
実は、こちらを可能にするにはブラック企業で働いている(いた)ことが前提になります。
具体的にいうと、ブラック企業を退社し退職理由を特定理由離職者にすることが必要になります。
会社を辞めると、退職理由が自己都合か会社都合かの2種類に分類されます。
退職時はどれだけ理不尽なパワハラで会社を辞めることになっても自己都合退職として処理されます。
この、自己都合退職となってしまっている退職理由を会社都合と同等の保障を貰えるように変えるのが特定理由離職者という枠組みになります。
退職理由が自己都合と、会社都合では貰える失業保険の金額、期間に大きな違いが出ます。
特定理由離職者になる方法についてはこちらのブログを参考にしてください。
ブラック企業から転職して100万円もらうモデルケース
ブラック企業から転職して100万円貰う方法についてのモデルケースをご紹介します。
まずは、ブラック企業で働く過労死寸前さんを参考にしてみます。
退職時の状態
年齢 35歳
勤続年数 11年
退職前半年間の給与 180万円(月30万円)
【備考】
毎月100時間を超す残業をしていました。ただ、会社が残業を認めないため45時間を超えた残業はサービス残業でした。
【過労死寸前さんの場合】
過労死寸前さんのモデルケースの場合にて検討します。
諸条件として
- 特定理由離職者にて雇用保険受給資格者とする
- 退社から約3か月にて再就職
- 再就職先での給与はアップ
この条件にて計算しますね。
雇用保険の基本手当でもらえる金額
過労死寸前さんの場合、雇用保険の基本手当の金額と期間は
基本手当日額 5,974円、受給期間 240日
となります。
3か月(90日)こちらを受給した場合
90日 × 5,974円/日 = 537,660円
が手当として貰える金額となります。
再就職手当でもらえる金額
受給期間 240日ある過労死寸前さんですが、90日で転職できたため、
受給期間の残日数 150日 となります。
再就職手当として貰える金額は下記計算方法となります
基本手当日額 × 支給残日数 × 60% or 70%
この場合の再就職手当として貰える金額は
150日 × 5,974円/日 × 60% = 537,660円
貰える金額となります。
計算式の係数など、ちょっと難しいことも有るのでこちらのハローワークの資料ご参考にください。
就業推進定着手当でもらえる金額
就業推進定着手当は転職後、収入が減った場合に貰えるお金になります。
今回の過労死寸前さんは転職し、収入がアップしていますので
就業推進定着手当をもらうことが出来ません。
ちなみに 就業推進定着手当 がもらえる場合の計算方式は
基本手当日額 × 支給残日数 × 30% or 40%
となります。
就業推進定着手当についても計算に難しいことも有るのでこちらのハローワークの資料ご参考にください。
実際はいくらもらえた?
ブラック企業で働き、人生を無駄にしていた過労死寸前さん。
転職し収入アップ。
しかし、それ以外にもハローワークから手当がもらえましたね。
ハローワークから貰えた金額を計算すると…
雇用保険の基本手当と再就職手当の合計で
1,075,320円
貰うことが出来ました!!
ヨカッタですね(*’ω’*)
自己都合退職と会社都合退職における手当の差について
今回の【過労死寸前さん】の退職理由について
それぞれ自己都合の場合と会社都合の場合での失業時の給付金の差を表にしました。
就業推進定着手当は転職後の待遇で差が出るのであくまで失業手当と再就職手当の二つでの差になります。
如何でしょうか。
どのタイミングで転職を成功させても会社都合での退職の方がより多くの給付金が貰えることになります。
退職理由を特定理由離職者にする必要性がわかりますね。
【退職理由】は自己都合退職でも
【特定理由離職者】になれれば、少なくとも
お金の面では安心できますね。
ハローワークを活用して一緒に明るい未来を目指しましょう
ブラック企業で過労死寸前まで働く。
実際に私は毎月の残業が100時間を毎月超えており、過労死ラインを常にオーバーしていました。
そんな働き方をしていたため、自律神経はおかしくなり、動悸や筋肉痙攣などなど
体調はすこぶる悪かったですね。
でも、今回の各種手当をもらうことで転職までの生活、また転職後の生活安定にもかなり助けられました。
「ブラック企業を辞めたいけどお金がないから辞めれない…」
その悩みはもっともだと思います。
しかし、無理して働いた結果身体を壊しては元も子もないです。
自分とそしてあなたの周りの大事な人のことを考えて最良の判断をされることを望みます。
今回のブログがブラック企業で働くかたに少しでもお役に立てれば幸いです。
本日のポイント
では、また☆
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