先輩たちの視線が…見学でお邪魔した時はキラキラした笑顔で挨拶してきたのに、今日は誰も笑ってない。
ブラック企業を辞めて転職するまでの私のお話しをまとめた「転職日記」
今回は私がブラック企業に入社当日のお話しをさせていただきます。
当時の私にアドバイスできるのであれば「先輩のその姿は未来の自分だぞ」
と教えて上げれるのですが、今更どうすることもできませんね。
しかし、今回のお話しを読んで今ブラック企業で悩んでいる方の背中を押すことが出来れば幸いです。
ブラック企業に入社してしまった当時の思い出
自分の見る目の無さを悔やむことしかできない15年前。
ブラック企業に新卒で入社してしまった私の出来事です。
あの日は3月21日と春も目の前にも関わらず雪が降っていたことを覚えています。
しかし、雪以上に冷たかったのが「先輩社員の冷たい目線」でした。
今でもあの日の視線を忘れることは無いでしょう。
先輩社員の冷たい視線
なんだろう…先輩からのこの視線。やりにくい会社だな。
入社日当日。
「当面は製造部にて業務を覚えてもらう」
との通達で作業服に着替え指示を待っていました。
すると、朝一にも関わらず既に疲れた顔をした工場長があらわれ
「とりあえず工場の設備を説明するからついてきて」とのこと。
何もわからないまま、工場長の後をついて工場内を歩くことになりました。
哀れみ半分、好奇半分
入社前の話しの通り、始業時間前から工場設備は稼働していました。
そのため、工場の中は既に機械音で煩く、工場長の声はほとんど聞こえません。
何とか聞き取ろうと頑張る中、ふと視線を感じるのでした。
それは既に働いている先輩社員の視線。
入社前に見学でお邪魔した際にはあんなに明るい笑顔で挨拶をしてきた先輩社員たちですが、そこには生気がありません。
そして、送ってくるのは冷たい視線。
冷たいというよりも哀れみの視線を送る人と、好奇な目で見てくる人がそれぞれ半々と言った感じでした。
あいつら、俺が何日で辞めるか賭けてやがった!!
「抗うよりも染まれ」が処世術と教わる
視線について気になりつつも働き始めるとおしゃべりなおじいちゃんが声をかけてきました。
「お前、なんでうちみたいな会社に来たんだ?」
当時はまだ、夢見る青年でしたので会社でやりたいことを伝えると
「そんなの無理だよ。ここは社長のワンマン企業だぞ」
具体的に話しを聞いてみると、どうもかなりのワンマン社長のようでした。
誰も意見を言えないような会社の空気になっているとのことです。
冷たい視線の意味がやっとわかりました。
「若者がまた道を間違えた。」
と憐れむ目と
「今回の新入社員はどれだけ持つか?」
という好奇の目だったのです。
入社初日に教わったこと唯一声をかけてきたおじいちゃんから
「長い物には巻かれろ。抗うよりも染まることが働くコツだ」
これだけでした。
ブラック企業で働くには個人の思想は不要です。ブラック企業の理不尽な社風に「染まる」ことが働いていくためのコツですよ。
もしあなたがブラック企業に入社してしまったら
もし、アナタがこのようなブラック企業に入社してしまったらどうしますか?
今回は入社当日のお話しをさせていただきましたが、教わったことは「抗うよりも染まれ」という人生の格言でした。
ブラック企業で働いていくのであれば選択肢は二つです。
▶染まる
▷逃げる
人生の先輩から教わりました。
ブラック企業でうまく働いていくのは、悪意に満ちたその会社の社風、上司に「染まれ」ということでした。
考えることを放棄して、会社に染まることも選択の一つですね。
ただし、元プロ社畜としては【逃げる】をおススメしたいと思います。
【染まる】を選択してしまうことは洗脳と同義語
ブラック企業に染まるを選んだアナタ。洗脳への第一歩ですね。おめでとうございます。
ブラック企業に【染まる】のか、【逃げる】のか。
染まるを選択してしまったアナタは自発的にブラック企業に洗脳されることを選んでいます。
緩やかに自分の首を絞めにいっていますよ。
以前にブラック企業の洗脳方法を紹介したこともありますが、彼らは言葉巧みにアナタを洗脳しにやってきます。
洗脳も無事成功し、会社に順応する頃には立派なプロ社畜の出来上がりです。
残業時間が100時間を超えても、上司からパワハラまがいの理不尽な仕打ちを受けても…
あなたは一生涯、その会社に忠誠を誓うことでしょう。
それもまた、人生の選択です。
否定をするつもりはありませんが、肯定は絶対にいたしません。
どうか、アナタの人生を有意義なモノにしてください。
【逃げる】を選択できないアナタは既に洗脳されてます
もし仮にあなたがブラック企業に入社してしまったら。
おススメは一刻も早くその会社から脱出すること。これだけです。
しかし、すでにブラック企業に染まってしまった人。
【洗脳】が完了してしまった人はなかなか自分の意志だけでは脱出することは出来ません。
何故なら洗脳が完了しているアナタの前には常に山のような業務がおかれ、仕事以外のことを考える時間が無いといった時間的制約。
そして、同じように悪夢の中で一緒に働いている仲間を見捨てることは出来ないといった悲しい連帯感。
このような状況に挟まれ、正しい判断が出来なくなっていると思います。
異常なバイアスを解くには他者からの客観的な意見が必要です。
意見を求めるのであれば、転職エージェントを活用することをおススメしますね。
色々な企業の内情を知っているエージェントは客観的な意見を求めるにはもってこい。
時間の無いアナタにとっても強い味方になってくれるでしょう。
そして何より無料ということがありがたい。
ブラック企業で洗脳されたアナタにおススメのサイトをまとめていますので参考にしてください。
一
ブラック企業から脱出し、一緒に明るい未来を目指しましょう
今回の転職日記、如何でしたでしょうか。
入社当日で腐敗臭を感じさせるレベルのブラック企業。
誰一人幸せにならないこのような会社が存在するのも皮肉な話しですね。
私はこの会社で結局15年、働くこととなり当たり前ですが身体を壊しました。
精神もすり減り、今思えば異常な言動をしていたと思います。
私のような未来にしないためにも行動しませんか?
私は40歳で転職しましたが、家のローンも子供の生活費も何とか出来ましたよ。
むしろ、会社の時間が減り、家で過ごす時間が増えたので家庭の中は笑顔が増えました。
明るい未来のためにもブラック企業で悩むアナタが最善の行動をされることを願っております。
では、また☆
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