ブラック企業でお悩みの皆さま、おはよごうざいます。
新卒でブラック企業に入社してしまい、以降15年間ブラックな環境で働いた
いわば、ブラック企業で働くことのプロの私でございます。
今回は【退職】で損をしないために準備することについてお話しさせていただきます。
ブラック企業から脱出できた。
でも、生活費が足らなくて急いで転職したらまたブラック企業…
ブラック企業を退職、明るい未来のためにより良い状態で転職できるように準備しましょう。
といった疑問を解決できればと思っております。
そもそも私はブラック企業で長年働いておりましたが、現在はその呪縛から抜け出しワークライフバランスの整った、ちゃんとした会社で働くことが出来ています。ただ、過去の私のようにブラック企業で人生を狂わされる人が少しでも減るように情報発信は続けていきたいですね。
本記事を読むことで【あなた】と【あなたの大事な方】が無事ブラック企業からの呪縛に打ち勝てるよう情報を発信していきます。
このブログがブラック企業で悩んでいる方のお役に立てれば幸いです。
ブラック企業を辞める前に準備
今回はブラック企業を辞める前に準備する2つのポイントについてお話させていただきます。
「会社は辞めたいけど、住宅ローンも残ってるし、そもそも生活のために辞めれないな・・・」
と悩んでいらっしゃるのであればこちらが参考になります。
「嫌なら辞めたら良いじゃないか」
なんて簡単に言う人がいるけど、辞めたら収入がなくなって生活できなくなるじゃないか。
一体どうしたらよいんだ…
このブログが働き方でお悩みのあなたのお役に立てれば幸いです。
損しないために考える2つのポイント
退職について損しないとは?
実はブラック企業を辞める前にあることをするかしないかで退職後の待遇、転職活動が大きく変わります。
それがこちら
- ブラック企業の証拠集め
- 転職サイトへの登録
この2つを実行するかしないかで退職後の待遇が大きく変わります。
是非ご参考にしてください。
退職後の待遇について
一般的に企業を退職すると失業手当を受給することになります。
失業手当、正式には雇用保険の基本手当という名称です。
こちらを受給しながら、転職先を探すことになりますね。
しかし、この手当が【退職理由】で貰える期間が大きく変わってきます。
【退職理由】とは、会社を辞めるとその会社から事業所管轄安定所へ失業理由が報告されます。
この報告が退職者の都合で自主的に辞めたのか、会社の都合で辞めたかを報告することになっています。
【退職理由】は働いていた会社が【事業所管轄安定所】へ報告するモノです。
会社を辞めた【あなた】が手を出すことはできず、概ね前職の会社の都合の良い報告にされています。
そう、【会社都合退職】にされていることでしょう…
この、【自己都合退職】か、【会社都合退職】かで受給資格が変わってくるのです。
【自己都合退職】と【会社都合退職】の待遇の差
退職理由が 【自己都合退職】か【会社都合退職】 で何が違うの?
気になるところですね。
こちらについて、退職理由の違いで失業手当の保障が変わってきます。
【自己都合退職】 の場合は
【会社都合退職】 の場合は
と失業手当がもらえる期間が変わってきます。
また、自己都合の場合は給付開始時期が待期期間後の二か月後からもらえるようになりますが会社都合の場合は待期期間後すぐにもらえるようになります。
※待期期間は申請後7日間であり、こちらはどのような場合でも必ず発生します。
【退職理由】の違いで【失業手当】が貰える期間も貰える早さも違うんだね。
この差は大きい。
どうでしょうか。
自身の状況と照らし合わせてもらえればと思いますが、自己都合と会社都合で倍近く違う場合ありますよね。
退職理由の違いで失業手当の総額がかなり変わる
【退職理由】の違いで失業手当の総額がかなり変わる。
実際に、ブラック企業で働く過労死寸前さんを参考例にしてみます。
退職時の状態
年齢 35歳
勤続年数 11年
退職前半年間の給与 180万円(月30万円)
【備考】
毎月100時間を超す残業をしていました。ただ、会社が残業を認めないため45時間を超えた残業はサービス残業でした。
【過労死寸前さんの場合】
過労死寸前さんのモデルケースの場合にて検討します。
それぞれ【自己都合退職】の場合と【会社都合退職】の場合での失業時の給付金の差を表にしました。
如何でしょうか。
100万円近く差が出ることもありますね
このように失業手当を最大化すると得る失業手当はあなたの人生を明るくするために十分な費用をいただくことができます。
【失業手当】を最大化させる方法についてはこちらを参考にしてください。
【会社都合退職】にするために準備するモノ
退職前に準備するモノ。それは働いている会社がブラック企業であったという証拠です。
例えば、長時間労働で就労環境が最悪であったため退社するのであれば、長時間労働の証拠になります。
ワタシの場合はパワハラ上司など要素はいっぱいありましたけど、
【長時間労働】を証拠として準備しましたよ。
長時間労働、残業過多を証明する資料、一番良いのはタイムカードをコピーしておくことです。
ただ、タイムカードはブラック企業の指示で改ざんすることを指導されている場合もあるので、
タイムカードも証明には使えない。
そのような場合はスケジュール帳に出社、退社の時間を記載する。ブログ等で毎日の就業時間をあげる。といったことも証拠として受理される場合もあるそうです。
ただし、これはあくまでハローワークの担当者の基準によりますのでご注意を。
可能であれば辞める3か月前からハローワークで相談するのが一番かもしれませんね。
【自己都合退職】を【会社都合退職】にする流れ
ブラック企業を退職したら、ハローワークで退職し、失業手当を受給するための手続きをしに行くことになります。
ハローワークで申請をしに行くよ。
ここでハッキリと【前職はブラック企業でした】と言って退職理由を変えようね。
ちなみに【退職理由】を変えることは実はできません。
ただし、【自己都合退職】を【会社都合退職】と同等の保証にすることができるようになるのです。
その方法がこちらの流れになりますのでご参考までに。
- ハローワークで離職における手続きを実施
- 失業理由に問題が無いかを質問される
- 異議があることを申し立てる
- 異議の内容について証拠をもって説明
- ハローワーク側にて④の証拠の整合性などを審査
- ⑤の審査が通れば会社都合と同等の条件にて受給開始
審査されるとか難しそう。
そう思われるかもしれませんが、あなたが立派なブラック企業で働いていたのであれば、確実に審査は通ります。
審査とか難しそう…
無事承認されるんだろうか。
心配しなくても大丈夫!!
ブラック企業であった証拠があれば認めてくれるよ。
初めてブラック企業で働いてよかったと思うところですね。
実際にハローワークに行く際は準備など何をもっていったら良いのか心配ですよね。
そんなときはこちらのブログを参考にしてください。
きっとあなたのお役に立つと思います。
ブラック企業からの転職について
転職活動は会社を辞めた後から始めるものではありません。
【在職中】から始めるものです。
しかし、ブラック企業で働く人には【在職中】に【転職活動】をすることは物理的に無理です。
なぜなら転職活動における面接の多くは平日の日中に行われるからです。
なんてこった…転職しようにも面接は平日の日中。
ブラック企業が平日の日中に有給休暇なんてとれるわけがないじゃないか!!
ただし、【転職活動】は面接だけではありません。
転職サイトへの登録から始まる【転職活動】
転職サイトの登録は【転職活動】の第一歩です。
登録をすることで色々なメリットを得ることができますが大きく分けるとこの3点が大事になりますね。
- 【あなた】の市場価値
- 【転職市場】の市場動向
- 【転職活動】における履歴書等の添削
初めて【転職活動】をする人も多いと思います。
そんな不安なあなたを【転職エージェント】は助けてくれますよ。
そして、基本的に【転職サイト】は登録無料。
おすすめの転職サイトはこちらをご参考にしてください。
辞めるならちょっと【復讐】してみる?
散々【あなた】を悩ませたブラック企業。
身も心も不健康になり、人生を狂わせて…
でも、ブラック企業は何もお咎めなしでいまだに経営を続けている。
そんな不条理を感じることがあるでしょう。
もし、【復讐】を感じるのであればこちらのブログを参考にしてください。
実際に【復讐】をしてしまうと法的にアウトですが、【あなた】と同じようにブラック企業で悩む人を作らないためにも対策をしてあげましょうね。
最後に
ブラック企業で働くことのメリットは無にもありません。
精神的にも肉体的にもすり減らされて、ただ摩耗していくだけです。
そして、少しずつ人間不信になっていくのです。
しかし、世の中は【あなた】が思っている以上に優しさで包まれています。
私もハローワークで退職理由について相談したところ、本当に親身になって対応していただきました。
そして、【会社都合退職】と同等の保障に変えてもらうことができました。
当時担当していただいた方には本当に感謝しかありません。
あの時ワタシを助けてくれたハローワークの担当者様。
その節は本当にありがとうございました。
おかげ様で今は幸せな人生をくれています。
本当にありがとうございました。
おかげで無職の期間の生活費について心配せずに転職活動をすることが出来ました。
もし、今ブラック企業で働いて悩んでいる方がいらっしゃるのであれば周りの人に頼ってみてください。
疲弊し、疲れ切っているかもしれませんがあなたが思っている以上にこの国の救済システムはしっかりしています。
一人で悩まずに、少しでも良いので一歩進んで今の環境を変えてみませんか。
今回のブログが誰かのお役に立てていれば幸いです。
では、また。
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