残業時間は45時間まで。ブラック企業を疑うべき長時間労働ライン

ブラック企業でお悩みの皆さま、おはよごうざいます。

新卒でブラック企業に入社してしまい、以降15年間ブラックな環境で働いた

いわば、ブラック企業で働くことのプロの私でございます。

今回は疑うべきあなたの【残業45時間問題】についてお話しさせていただきます。

残業が100時間超えたら過労死?ならば私は毎月死んでいるよ…

ブラック企業をしることで、明るい未来のために「次に何をするのか」を確認して人生をより豊かなモノにしましょうね。

この記事で解決できること

ブラック企業の代名詞とも言われる【長時間労働】。毎月45時間を超える残業をしているアナタへ疑う心をもつことをおススメするお話しです。

今回のブログでブラック企業における「長時間労働の困った」を解決できればと思っております。

そもそも私はブラック企業で長年働いておりましたが、現在はその呪縛から抜け出しワークライフバランスの整った、ちゃんとした会社で働くことが出来ています。ただ、過去の私のようにブラック企業で人生を狂わされる人が少しでも減るように情報発信は続けていきたいですね。

本記事を読むことで【あなた】と【あなたの大事な方】が無事ブラック企業からの呪縛に打ち勝てるよう情報を発信していきます。

結論:残業45時間越えは違法です

働き方改革により残業時間については大企業だけではなく、中小企業も厳しくなっています。
2019年4月には大手企業を対象に、2020年4月からは中小企業も対象とし、残業の上限が定められました。

その時間が 45時間 になります。

※一般的な残業時間の上限は、 原則として月45時間・年360時間 と決定されています。
詳しくはこちらの 厚生労働省の特別サイト【時間外労働の上限規制】 をご参考に。

 

残業時間の45時間なんて2週間で過ぎるよ?どうなってるの?

あれ?私の会社、もっと残業してるよ?
と思われる方もいらっしゃるかもしれませんね。
実はこの残業時間、抜け道があるんです。

残業時間の上限 45時間 にも抜け道はあるんです。世の中働かせたい人の都合で出来てるのかもしれませんね。

残業時間の抜け道について

「残業時間の上限 月45時間 を超えても働かせたい。」
そうお考えの経営者に朗報です。
この法律、例外として

  • 年720時間以内
  • 複数月平均80時間以内(休日労働含む)
  • 月100時間未満(休日労働含む)

が認められています。

この例外が認められているので、
「今月の残業が45時間超えた!!訴えてやる」
とはできないんですよね。

残業時間の上限だと?そんなもの関係ない!!お前の手が遅いから残業なんだ!!責任をもってやれよ!!

45時間の上限ラインなんて問題じゃかった!!そもそもがサービス残業だったから残業になっていない!!

でも、本当のブラック企業はみなし残業という名目で残業時間をあいまいにして
恐ろしい時間の残業をさせるんですよね。

タイムカードを不正させることでこの残業時間問題を解決させる経営者が多い!!
本当に困ったものです。

後述しますが、もちろんタイムカードの不正などによる「サービス残業」は違反です。抜け道でもなんでもないですよ。

タイムカードの不正はそもそも法律違反です

タイムカードを不正して残業時間問題を解決。
良くある手法としては

  • 仕事を初めてもタイムカードは押さず、定時の時間になったらタイムカードを押す
  • タイムカードを手書きにして毎日定時で仕事が終わったように時間を改ざんする

タイムカードの改ざんは中小企業ですと社長の指示でこのような形になっていることが多いですね。

毎朝6時に出社を強制されるのに、タイムカードは8時に押してます。

皆が同じようにさせられているため、毎朝7:55にはタイムカード渋滞が起こるのがわが社の朝の風景ですね。

まあ、中小企業ですと、法律よりも社長の意見を尊重しないといけないので良くある話しですが。
でも、このタイムカードの改ざん。
法律違反になりますよ
以下、関係法令を簡単にまとめてみました。

労働基準法

労働基準法からはこのような条項が明記されています。

残業代未払い第37条第1項

「労働時間を延長し、又は休日に労働させた場合においては、(中略)割増賃金を支払わなければならない」

割増賃金、つまり残業代を支払わない場合、6か月以下の懲役または30万円以下の罰金に処されると、労働基準法第119条第1項に定められています。第114条

「第37条の規定に違反した使用者(中略)に対して、労働者の請求により、(中略)未払金のほか、これと同一額の付加金の支払を命ずることができる」

虚偽の記載をした帳簿書類の提出第120条第4項

「労働基準監督官(中略)の臨検を拒み、妨げ、若しくは忌避し、その尋問に対して(中略)虚偽の記載をした帳簿書類の提出をした者」

労働基準監督署の監査などがあった場合に、改ざんしたタイムカードを提出したことが発覚すれば、30万円以下の罰金に処されます。

ん~、いつもながらにこの手の文章は分かりにくいですね。

いつもながらにわかりくい公文書。誰か教えて!!

簡単に要約すると

  1. 会社は残業代を払わないといけない
  2. 支払わない場合は捕まるか罰金ですよ
  3. 違反したことがばれて社員に請求されたら2倍で支払いなさい
  4. 労働基準監督署の監査で改ざんしたのがばれたらさらに罰金です

これはなかなかにハードな内容ですね。
さらに会社は支払い以外にも風評被害なんてものもあります。 

まあ、でも自分で蒔いた種、自業自得ですね。

実は不正を理解した上で実施させているサービス残業は会社側にもかなりのリスクなんですよね。せっかくなのでブラック企業には徹底的に償ってもらいましょう。

労働契約法

安全配慮義務第5条

「使用者は、労働契約に伴い、労働者がその生命、身体等の安全を確保しつつ労働することができるよう、必要な配慮をするものとする」


労働契約法においても雇用主と社員の関係についてうたわれていますね。
「お金を払っているから何をしても良い」
と思っている社長が多いですが、それ違反ですから。

ブラック企業を理解して一緒に最悪の環境から脱出しましょう

ブラック企業で長く働くと残業時間の長さを競う不思議な現象が起こります。

俺、先月の残業時間 100時間 超えたぜ。

私は入社してから残業していない日は無いよ。

不毛な争いですね。
でも、ブラック企業ではよく聞く話しです。
このような状態になっているのであれば、末期です。
早く眼を覚ましてください。 

もし、今回のような長時間労働が当たり前の会社で働いているのであれば
即刻 労働基準監督署 に相談してください。
通報については匿名性を守ってくれます。

ブラック企業で働くことで精神的にも肉体的にも体調を崩してしまう。
そんなことになる前に自分の身は自分で守りましょう。

 

長時間労働における身体的な影響については学術的にも立証されています。

気を付けましょうね。

今回のブログがブラック企業で悩む方に少しでもお役に立てれば幸いです。

では、また☆

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