ハローワークで退職理由を聞かれました。何を答えたら良いですか?
ハローワークにて失業手当をもらうために申請をする際に退職理由を聞かれます。
こちらは、退職したあなたの心情を聞いているのではなく、
- 自己都合での退職
- 会社都合での退職
のどちらかを聞いていることになります。
退職理由の違いについて
会社を辞めると、在職していた企業からハローワークへ退職理由が報告されます。
その際に、離職者の都合で退職となったのか、会社の都合で退職になったのかを通知されます。
例えば
お前みたいな使えないヤツは会社にいらない。
明日から来るな。
こんなパワハラまがいな発言をうけ、ショックであなたが退職しても、たいていは自己都合という形で処理をされます。
退職理由の違いによる保障の差
退職理由の違いによる保障の差は失業手当がもらえる時期、期間の差が一番大きくなります。
自己都合と会社都合の差は以下の通りです。
【自己都合の場合】
【会社都合の場合】
如何でしょうか。
自己都合の場合は給付開始時期が待期期間後の二か月後からもらえるようになりますが会社都合の場合は待期期間後すぐにもらえるようになります。
※待期期間は申請後7日間であり、こちらはどのような場合でも必ず発生します。
具体的にいうと、ブラック企業を退社し退職理由を特定理由離職者にすることが必要になります。
退職理由の違いによる失業手当の差とは
ブラック企業から転職した場合の失業手当について、退職理由の差による支給額の違いをお話しさせていただきます。
支給額は条件により変わるので、こちらの【過労死寸前】さんを事例にします。
退職時の状態
年齢 35歳
勤続年数 11年
退職前半年間の給与 180万円(月30万円)
【備考】
毎月100時間を超す残業をしていました。ただ、会社が残業を認めないため45時間を超えた残業はサービス残業でした。
転職日にあわせた支給金額の違いについて
過労死寸前さんのモデルケースの場合にて検討します。
諸条件として
- 特定理由離職者にて雇用保険受給資格者とする
この条件にて失業手当と再就職手当の二つを見比べます。
如何でしょうか。
どのタイミングで転職を成功させても会社都合での退職の方がより多くの給付金が貰えることになります。
退職理由を特定理由離職者にする必要性がわかりますね。
【退職理由】は自己都合退職でも
【特定理由離職者】になれれば、少なくとも
お金の面では安心できますね。
如何でしょうか。
自己都合で退職した場合、かなり損することになります。
ブラック企業で働いていて退職した場合は異議申し立てをすることで自己都合だが会社都合と同等の保障を手にすることが出来る【特定理由離職者】になることができます。
詳しくはこちらをご参考ください。
では、また☆
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